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企業・団体名: 株式会社クレヨン
お名前: 森屋千絵さん
ママボランの活動内容: アプリのリリース検証やアイコンデザインなど開発補助、ブログ・SNS執筆、オンラインイベント開催などのPR業務、他社調査やユーザー分析、ユーザーアンケートの作成・分析などマーケティング

▼ママボランを受け入れた背景

最初に受け入れを決めた理由は、弊社のサービスのペルソナが育休中ママということです。弊社はママ友マッチングアプリFiikaを運営しており、この対象である育休中のママさんにジョインしてもらい、ユーザーの意見をダイレクトにサービスに反映させられたらと思っていました。それまでは社員で議論を重ねながら、ベストプラクティスを理詰めで考えていましたが、より多様な人とディスカッションをしながら進めたほうがいいのでは、という話が出ていたタイミングでママボランを知り、受け入れを決めました。

また、私自身も子どものいるワーキングママで、育休中に弊社の事業構想を始めたという経験もあり、今だからこそ何かやってみたいというママさんたちの気持ちがとてもよく分かりました。ジェンダー後進国の日本では、育休中も社会の一員なのに、社会から取り残されたと感じる人が多いと感じています。そんな中、育児以外のことにもやりがいを感じ、それを楽しいと思うママたちが集まってくれることもうれしいです。



▼受け入れの際に留意していること

それぞれの方の興味や、どうなりたいかというキャリアビジョンを伺い、それを実現するための、前に進めるためのサポートを意識しています。面談の時も過去の実績よりも、「何に興味があってどうなりたいか」を聞いています。普段の仕事って、過去にやってきたことしか見てもらえず、未来を語っても相手にしてもらえないようなこともあるのかなと思います。それでは人生がもったいないと思うので、ママボランで活動いただく方には、やったことがなくてもやる気があることはどんどん挑戦してもらっているんです。失敗してもらっていいんです。こちらはチャレンジの場所を提供するので、自発的にどんどんやってください!という思いですね。

たとえば、話すことが好きで上手な方がいて、本業でのファシリテーション経験はなかったのですが、60人規模のイベントで司会進行をやっていただきました。そのママさんは「自分では、話すことが好き・得意とは認識していなかったけど、この経験を通して、人前で話すことが向いているかも、と思った。自分の強みを見出してもらった」と話していました。やりたいという気持ちを尊重して、未経験の業務にもチャレンジしてもらっていて、活動当初に決めた以外の業務に挑戦していただくことも多く、みなさんが変化していく姿を一緒に見られることを楽しく感じています。



▼ママボランを受け入れて良かったこと

初めて受け入れた時は、正直どのように業務をお渡ししたらいいか、どこまでお願いできるかがつかめず試行錯誤しました。当初は私とママさんという1対1の関係でやり取りをしていたのですが、活動いただくママさんの数が増えたタイミングで、コミュニケーションツールの中にママボランチームのスレッドを作ったんですね。そうすると、ママさん同士の横のつながりができ、その中から新たなアイデアが生まれたり、ママさんたちが自主的に集まって事業やサービスについてブレストをしてくれたり、「この仲間ならできる」という雰囲気ができて、チームとしての強さができてきました。

今では私が「アプリのここが微妙だと思うけど、どうしたらいいか分からない…」というようなふわっとしたモヤモヤをママボランチームのスレッドに投げると、それぞれがさまざまな意見や提案を出してくれてディスカッションが始まり、そこからタスクが生まれ、「じゃあ、私これやります」と自主的に手を挙げてくれてというように、自走してもらえるようになっています。「これをやってください」という依頼の仕方ではなく、こちらの困っていることや課題を伝え、それを主体的に助けてくれる、また未経験の分野でも積極的に「やります」と言っていただける姿は本当にありがたいですし、すてきだなと思います。

ママボランのみなさんには、大切なチームの一員としてかかわっていただいていて、クレヨンにとってなくてはならない存在になっています。やらないといけないと分かっていても社員ではなかなか手が回らない部分に手をつけられたり、サービスがブラッシュアップされたり、あらゆる面でプラスになっています。ママボランの受け入れをしていなかったら、会社の事業ステージが違ったと思えるほどの成果を上げていただいています。